引越しの附帯サービス料とは。削れる項目と削れない項目

引越しの附帯サービス料に関わるエアコンのある日本のリビング

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見積チェックの清光です。

引越の営業を10年、見積は1万5000件以上つくってきました。

このサイトでは、お手元の見積書をどう読むかをお伝えしています。

お手元の見積書に「附帯サービス料」という行はありませんか。

金額だけが書かれていて、何の代金なのか分からない。そう感じている方の多い項目です。

この記事では、引越しの附帯サービス料とは何かと、そこに並ぶ作業のうち削れるもの・削ってはいけないものの見分け方をお伝えします。

見積書の内容を確認する前の、片付いた日本の住まいの玄関
附帯サービスの要否は、部屋の設備で決まります

附帯サービス料とは何か。引越しの見積書での位置づけ

標準引越運送約款では、引越料金は運賃・実費・附帯サービス料の3つに分かれることになっています。

このうち附帯サービス料は、荷物を運ぶこと以外の作業に対する代金です。

入るのは、梱包・電気工事(エアコン脱着など)・クレーン作業などです。

ただし実務では、この3つがきれいに割れているとは限りません。

実費は独立して計算されていないことが多く、基本料金に溶けています。実費欄が空でも見積漏れにならない理由は別の記事に書きました。

附帯サービス料も同じで、金額欄を検算しても妥当性は出てきません。

見るべきは金額ではなく、何がいくつ付くのかという品目のほうです。

削っていい附帯サービスと、削ってはいけないもの

梱包・開梱・TV配線は、時間さえあればご自分でできます。

これらは「できないから頼む」ものではなく、時間がない人が時間を買うためのものです。手が足りているなら要りません。

一方で、業者に頼んでいただきたいものがあります。エアコン・食洗機・ウォシュレット・BSアンテナの脱着です。

見積書の注意事項に「電気工事の脱着有無をご確認ください」と書かれているのは、このためです。

ここのチェックが漏れると、当日に工事ができず現場で止まります。

附帯サービス 自分でできるか 外したときに起きること
梱包・開梱 できる 自分の時間を使うことになる
TV配線 できる 自分でつなぐことになる
エアコン等の脱着 できない 当日に工事ができず現場で止まる
クレーン作業 できない 階段や通路を通らない大型のものが運べない

なお、梱包までまとめたおまかせ系の上位プランは、会社が元が取れるように料金を設定しています。

ですから判断軸は損得ではなく、ご自分の時間をいくらで売るか、になります。

エアコンの脱着は業者に頼む附帯サービス

その附帯サービス料をどう読むか

  1. 電気工事の脱着欄が埋まっているかを最初に見る。エアコン・食洗機・ウォシュレット・BSアンテナが対象です
  2. 梱包・開梱・TV配線が付いているかを、金額ではなく品目で確認する
  3. 自分でやると決めているものがあるなら、見積を出してもらう前に伝える
  4. そのうえで、比べるのは条件をそろえた税込の総額だけにする

3番目が抜けると、出てきた金額から後で引いてもらう、という話になります。

私の場合は、梱包をご自分でやると決まっているなら先に言っていただけたほうが、その前提で組めます。

そして、附帯サービスを削って安くするより効くことがあります。

土日祝を平日に振る、開始時間の枠を業者に預ける。動かせる条件のほうが、金額はよく動きます。

Q. 附帯サービス料が0円と書かれています。付いていないということですか?

金額だけでは分かりません。基本料金に溶けている場合も、本当に付いていない場合もあります。

「資材は何がいくつ付きますか」「エアコンの脱着は含まれていますか」と、品目で聞いてください。

Q. エアコンは引越屋と専門業者、どちらに頼むほうが安いですか?

料金を見て比べるしかありません。ただ、引越屋もそんなに高くはありません。

高くしすぎると他社に負けるからです。相見積の中に含めて比べれば足ります。

Q. 附帯サービスを全部外せば、その分だけ安くなりますか?

外した作業の分がそのまま引かれるとは限りません。基本料金と切り分けて積算されていないことがあるためです。

ですから「外すので引いてください」ではなく、「これは自分でやります」と先に伝える形にしてください。

まとめ:附帯サービス料は金額ではなく品目で読む

  • 附帯サービス料は、運ぶこと以外の作業の代金。梱包・電気工事・クレーン作業などが入る
  • 梱包・開梱・TV配線は自分でできる。頼むかどうかは、時間を買うかどうかの判断
  • エアコン・食洗機・ウォシュレット・BSアンテナの脱着は業者に頼む。漏れると当日に工事ができず止まる
  • 金額欄ではなく、何がいくつ付くのかを品目で確認する
  • 削って安くするより、日程と開始時間の枠を動かすほうが金額は動く

ここまで分かれば、手元の見積書の附帯サービス料の行を見て、外していい作業と外してはいけない作業をご自分で切り分けられます。

お手元の見積書について、判断に迷うところがあればご相談ください。

実際の見積書を拝見して、内訳の読み方をお伝えしています。

今後とも宜しくお願い致します。

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